新技術プロテイン
沖縄県の北部にある沖縄科学技術大学院大学でバイオテックのベンチャーが誕生したそうです。ショーディッチソンという名前のベンチャーです。
どんなことをしている会社かというとプロテインの常識を変える会社です。
プロテインというと粉状の物で水などに溶かして飲みますが、このベンチャー企業では非粉末状サプリを作る最新技術を持っており、プロテインを固めたシードというものを開発しました。
粉末を丸や三角など色んな形に固められ、手軽に持ち運べます。
今まで粉を持ち運ぶのは不便でしたが、固まりであればケースなどに入れて持ち運べるので簡単です。
しかもとても硬く出来ており、簡単に崩れることはありません。
ですが液体の中に入れると粉状に戻り、すぐに溶け飲みやすいという特性があります。
この技術のどこが高度かというと、壊れにくい固形でありながら、水溶性が高いという相反する性質を両立させている点です。
普通はただ粉を固めただけでは力を加えることによって簡単に崩れてしまいます。
空気中で固形を保つことが出来ないのです。
そこでこのベンチャーはプラスチックフィルムを研究し、食べらるようにしました。
硬さを強固にする為に厚さ0.1〜0.5ミリの植物由来で保護フィルムを作ったのです。
沖縄県もこのベンチャーに期待をしており、1500万円の補助をしています。
スポーツサプリメント市場規模は年々増えており、2017年には474億もの規模になりました。この傾向からスポーツや健康に関心を持つ人が増加していることがうかがえ、高齢化社会や東京オリンピックもあり今後更に伸びていくと思われます。
このベンチャー企業の目標としては栄養補給の方法を開発することだそうです。
錠剤や粉末を超えた方法を生み出したいと考えており、シート型サプリを構想しています。
飲むサプリではなく、皮膚に貼って摂取するサプリを開発し、新たな市場を開拓する計画とのことです。
世の中にはどんどん面白いことを考える人がいるなと思いました。
昔は携帯があるなんて想像しなかったように、この先も想像にもしない便利で面白いものが街に溢れると思います。そう考えるとこれから先の世の中が楽しみだなと思いました。